結構デリケートな内容なので、今まであまり踏み込んで来なかったような気がするのですが、今回女性は特に心配な山のトイレ事情についてお話ししたいと思います。
山はトイレの設置場所が限られていますし、数も少なくトイレがない山はまだまだ多いと思います。
原則としては、
1.登山前にトイレを済ませておこう!
2.計画時に山中のトイレの有無や、トイレがある場所を調べておこう!
- 使用料、チップは必ず払いましょう。
※通常,宿泊の場合は料金に含まれますが、それ以外は有料と思ってください。 - 小屋の指示や利用のルールを守りましょう。
- 紙の分別、持ち帰りなど協力しましょう。
- ゴミなどの異物は絶対に捨てないようにしましょう。
登山者にとって山ではどんなトイレでも、ありさえすれば非常に有り難いことです。“有り難く使わせて頂く”という感謝の気持ちが大切です。
「携帯トイレを利用する。」
便袋(左)と防臭袋(右)のふたつがセットになっております。
ちなみに防臭袋単体で、ゴミ袋として使用するのも匂いが漏れなくて良いですよ。
①切り取り線を切り取る。 ②袋状に広げ、形を整える
③用を足す。
④①で便袋の口をしばる。
⑤便袋を防臭袋に入れる。
便袋の中には吸水シートが付いているので液漏れも心配ご無用です。
災害時や交通渋滞時にも使えるので、携帯トイレはお家用と車用、登山等とそれぞれ常備しておくと安心ですね。
イラストレーターの鈴木みきさんデザインのかわいい携帯トイレもありますよ。
写真:ちょっと透けるけど、ジィ~と見る人はいないはず。
目隠し用に1人用のツェルトがあるとパーフェクト。安全装備ですし、軽量・コンパクトでおすすめです。
①
女「ちょっとお花摘みに。。。」
男「コレ持って行きなよ!」 ※ソロツェルトを投げ渡す
女 ドキュン♥
②
男「ちょっと休憩しよっか?」
※ベンチが濡れていて女が座るのを一瞬躊躇う
男「座って」
※ソロツェルトをサっと出しベンチシートにする
女 ズキュン♥
みたいな(笑)使い方も可能です。
先日歩いた高島トレイルでは、何日間か入山しトイレが無かったので、青空トイレを利用しました。
その際のポイントは、、、
「場所を考え、ブツは埋める。」
※地形や植生の状態にもよりますが、一つの目安として水際から少なくとも20~30mは離れましょう。
2.砂礫地や岩場は避け植物が生い茂って落ち葉があり、雨水で流失の恐れのない場所を選ぶようにしましょう。
※土や落ち葉には有機物を腐らせ、分解して土へ返す大きな浄化能力があるので、分解しやすいようスコップでブツが隠れる位の穴を掘り、ブツを土に埋める。
※ポケットティッシュはナイロン繊維が入っていて、分解されにくい物もあります。
重さ36gと軽量です。
トイレの後手が洗えないので、除菌ウエットシートで手を拭き、調理前にはコレを使用しました。
清潔大好き。レギュラー確定。
ちなみに、山の中で用を足すことを指す登山用語があります。
◆男性:雉撃ち
◆女性:お花摘み
有名なのでご存知ですよね。