こんにちは!
好日山荘の店頭には秋物が並び始め、頭の中はすっかり秋山モードのつじまいです。
ちょうど一年前、私は焼岳~日本海まで北アルプスを縦断するという長期山行の真っ最中でした。
天候が悪く、苦行のような日々が思い起こされます・・。
山で過ごした2週間、ひとりぼっちの山旅だったのですが、最近、山の雑誌などでは「ひとりで」「単独行」のような言葉が目に付きます。
思いきってソロ登山に挑戦したいという方も、多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、ソロ登山のメリット・デメリット、気をつけなければならないことについて、ご紹介したいと思います。
一人でフラっと北岳へ。
~メリットについて~
①人と予定を合わせなくてもよい
予定の無い天気の良い日に、フラっと山に行こうかな、と思い立って行く登山ほど気楽で自由なものはないと思います。
自分の思い通りの計画が立てられる♪
クリスマスに一人で雪山へ。
②好きなことを思う存分できる
写真が趣味の方は、仲間と行った登山で、自分だけ遅れるのが気になり、ゆっくり写真が撮れなかったという方もおられるのではないでしょうか。
気兼ねなく、自分のやりたいことが思う存分できる!③自分のペースで歩ける
歩くのが遅く、みんなについて行くのが精一杯で、景色を楽しむ余裕がない・・という経験、私もあります。
逆に、もっと早く歩いて、より遠くへ行きたいという方もいるかもしれません。
人に気を使ってしまう方は、ソロの方が向いてるかも?
④ソロだと他の登山者と仲良くなれる
山小屋で知り合った方と仲良くなり、山友達に。そのような良い出会いをするときはいつもソロの時でした。
一人で山小屋に泊まってみると、山の世界がもっと広がるかも。
~デメリットについて~
①なにかあったときに助けてくれる人がいない
たとえば遭難したとき、複数でいた場合と比べソロ登山は何倍にもリスクが高くなります。
怪我や病気で歩けない。道に迷ってしまった。日が暮れて山道で真っ暗に。野生動物に遭遇した。
それらの判断や対応をすべて自分ひとりで行わなければなりません。
自信のない人は、登山学校の実技講座などで基礎技術を学んでからソロ登山に挑戦しましょう
②感動を共有する人がいない
景色がきれいなとき、かわいいお花や変わったキノコをみつけたとき、山ごはんが美味しくできたとき。
きれいだね、美味しいね、と一緒に言ってくれる人がいません。しょんぼり。
屋久島sea to summit to sea
③出費がかさむ
あなどれないのが、交通費。
山へ車で行く場合は、折半できないので特に負担が大きい!
まずは、一人で山に入る前に!
・山岳保険に入る
・山行計画を必ず人に伝える
・自分のレベルを把握し、それを超えるようなことを行わない
・装備や、ファーストエイド(応急セット)をしっかり揃える
最低限ですが、これらの準備を行ってから初めてソロ登山の資格が与えられます!
しっかり準備をして、ソロ登山を楽しみましょう♪
byつじまい